2013年10月31日木曜日

米国の10月のADP雇用報告

10月30日、公表された米国の10月のADP雇用報告によれば、民間部門雇用者数は前月比プラス13万人となりました。

事前の大方の市場予想を下回る結果だったと言えます。

米国の雇用統計は11月8日に公表予定であり、推移が見守られるところかと思います。

2013年10月30日水曜日

米国の8月のS&P/ケース・シラー住宅価格指数

10月29日、公表された米国の8月のS&P/ケース・シラー住宅価格指数(20都市圏、季節調整済)は、前月比プラス0.9%、前年比プラス12.8%となりました。

内訳をみると、20都市圏、全てが前月比、前年比の何れもプラスでした。

前年比プラス20%以上は、ラスベガス、サンフランシスコ、ロサンゼルス、サンディエゴの4都市圏でした。

前年比プラス5%未満は、ニューヨーク、クリーブランドの2都市圏でした。

今後の推移を見守りたいと思います。

2013年10月29日火曜日

米国の9月の住宅販売保留指数

10月28日、公表された米国の9月の住宅販売保留指数は101.6、前月比マイナス5.6%となりました。

前月比マイナスは4ヵ月連続となりました。

市場では、9月にFRBが金融緩和の出口を開始するとの市場の観測を背景にしたものとの見方にあるようです。

確かに、住宅ローン金利は上昇しましたが、最近では住宅ローン金利は低下の兆しを示しています。

市場の見方が正しいならば、住宅市場は10月に反転上昇に向かうか少なくともマイナス幅は縮小している筈です。

今後の推移を見守りたいと思います。

2013年10月28日月曜日

今週の主な予定

今週の主な予定は次の通りです。

28日(月曜)
海外:米 鉱工業生産 9月

29日(火曜)
国内:失業率 9月
海外:米 生産者物価指数 9月
   米 S&P/ケース・シラー住宅価格指数 9月
   米 消費者信頼感指数 10月

30日(水曜)
国内:鉱工業生産 9月 速報
海外:米 ADP雇用報告 10月
   米 消費者物価指数 9月
   独 消費者物価指数 10月
   米 FOMC 金融政策

31日(木曜)
国内:日銀 金融政策
海外:EU 消費者物価指数 10月
   米 新規失業保険申請件数

1日(金曜)
海外:米 ISM製造業景気指数 10月

2013年10月25日金曜日

米国の先週分(10月19日終了週)の新規失業保険週間申請件数

10月24日、米国の先週分(10月19日終了週)の新規失業保険週間申請件数(季節調整済)は35万件、前週比マイナス1万2千件となりました。

トレンドを示す4週間移動平均は34万8250件、前週比プラス1万750件でした。

今回の結果を見る限り、米国の雇用環境は、改善ペースが鈍化に向かっているように見えます。

今後の推移を見守りたいと思います。

2013年10月24日木曜日

ユーロ圏の10月の消費者信頼感指数

10月23日、公表されたユーロ圏(EA17)の10月の消費者信頼感指数はマイナス14.5、前月比プラス0.4ポイントとなりました。

ユーロ圏の消費者のセンチメントは改善に向かっているようです。

ただ、同日、公表されたユーロ圏の第2四半期の政府債務はGDP比93.4%、前四半期比プラス1.1%と、悪化傾向に歯止めがかかっていないことをみると、ユーロ圏の問題解決にはまだ時間がかかるということを思い起こされた気がします。

今後の推移を見守りたいと思います。

2013年10月23日水曜日

米国の9月の雇用統計

10月22日、延期されていた米国の9月の雇用統計が公表されました。

非農業部門雇用者数はプラス14万8千人となりました。

事前の大方の市場予想を下回る結果と言えます。

9月の雇用統計は、大方の作業は進んでいたものの、公表の集計が延期されていたものの、来月におそらく公表されるであろう10月の雇用統計は政府機関の一部閉鎖の影響から本来行われるべき作業の一部が行われていないようです。

こうした雇用統計を市場はどう評価するのか、今後の推移を見守りたいと思います。

2013年10月22日火曜日

ドイツの9月のPPI

10月21日、公表されたドイツの9月のPPI(生産者物価指数)は前月比プラス0.3%、前年比マイナス0.5%となりました。    

この結果をみる限り、今のところ、ドイツのインフレ圧力は強くないとの印象です。

しかし、ドイツの景況感が改善に向かう中、インフレ圧力は抑制されていくのかどうか、今回の9月の結果が事前の大方の市場予想をやや上回る結果であったことも含め、少し気になります。

今後の推移を見守りたいと思います。

2013年10月21日月曜日

今週の主な予定

今週の主な予定は次の通りです。

21日(月曜)
国内:貿易統計 9月
   全産業活動指数 8月
海外:独 生産者物価指数 9月

22日(火曜)
海外:米 雇用統計 9月

23日(水曜)
海外:米 住宅価格指数 8月
   EU 消費者信頼感 10月 速報

24日(木曜)
国内:月例経済報告 10月
海外:独 PMI製造業 10月 速報
   EU PMI製造業 10月 速報
   米 新規失業保険申請件数
   米 新築住宅販売件数 9月

25日(金曜)
国内:消費者物価指数 全国 9月
海外:独 IFO景況感指数 10月
   英 GDP 第3四半期 速報
   米 耐久財受注 9月

2013年10月18日金曜日

米国の先週分(10月12日終了週)の新規失業保険週間申請件数

10月17日、公表された米国の先週分(10月12日終了週)の新規失業保険週間申請件数(季節調整済)は35万8千件、前週比マイナス1万5千件となりました。

トレンドを示す4週間移動平均は33万6千5百件、同プラス1万1750件となりました。

今回の結果をみると、米国の雇用に関し、一時的に好ましい指標が出たものの、トレンド悪化の兆しが解消された訳ではないとの印象です。

先ずは、現時点で発表されていない9月の雇用統計の内容が見守られるところかと思います。

2013年10月17日木曜日

ベージュブック

10月16日、公表された米国のFRB(連邦準備理事会)によるベージュブック(地区連銀経済報告)は、米国の経済活動は、引き続き、ごく緩やかなペースで拡大したとしました。

市場では、最近の債務上限引き上げに関連する動きが、金融緩和の出口に影響を与える可能性が指摘されています。

今回のベージュブックをみる限り、金融緩和の出口のスタートが見送られた9月と変わらない認識のように感じます。

今後の推移を見守りたいと思います。

2013年10月16日水曜日

ドイツの10月のZEW景気期待指数

10月15日、公表されたドイツの10月のZEW景気期待指数は52.8、前月比プラス3.2ポイントとなりました。

今回の指数は9/30-10/14にアンケートしたもので、この結果を見る限り、ドイツでは、米国の債務条件引き上げ問題が存在する中で、景況感は強いとの印象です。

今後の推移を見守りたいと思います。

2013年10月15日火曜日

今週の主な予定

今週の主な予定は次の通りです。

14(月曜)
海外:EU 鉱工業生産 8月

15日(火曜)
国内:設備稼働率 8月
海外:独 ZEW景況感指数 10月

16日(水曜)
海外:EU 貿易収支 8月
   米 米地区連銀経済報告(ベージュブック)

17日(木曜)
海外:米 新規失業保険申請件数


2013年10月11日金曜日

日本の8月の機械受注

10月10日、公表された日本の8月の機械受注(船舶・電力を除く民需、季節調整値)は8,193億円、前月比プラス5.4%となりました。

内訳は、製造業は同プラス0.8%、非製造業(除く船舶・電力)は同プラス6.2%でした。

今回の結果をみると、6月以降、前月比マイナスであったところ、今回、プラスに転じたことは好ましい動きに見えます。
内訳をみると、製造業の本格的な設備投資の回復の動きにはないとの印象です。

今後の推移を見守りたいと思います。

2013年10月10日木曜日

米国のFOMC(連邦公開市場委員会)の議事録(9/17-18)

10月9日、公表された米国のFOMC(連邦公開市場委員会)の議事録(9/17-18)で、金融緩和策の縮小開始を見送ったのは、比較的ぎりぎりの決定だったとしています。

FOMCのメンバーの多くは、年内に金融緩和の縮小を開始し、2014年半ばに買い入れを終了するという考えにあるようです。

今後の推移を見守りたいと思います。

2013年10月9日水曜日

9月の景気ウォッチャー調査

10月8日、公表された9月の景気ウォッチャー調査によれば、現状判断DIは52.8、前月比プラス1.6ポイントとなりました。
前月比プラスは6カ月ぶりでした。
内訳をみると、企業動向関連、雇用関連、家計動向関連がいずれも前月比プラスとなりました。

今回の前月比プラスは、東京オリンピック招致決定や消費税引上げ前の駆込み需要等への期待感があるようです。

今後の推移を見守りたいと思います。

2013年10月8日火曜日

8月の景気動向指数

10月7日、公表された8月の景気動向指数(先行指数)は、前月比マイナス1.4ポイントとなりました。
前月比マイナスは2カ月ぶりでした。

一致指数は、前月比マイナス 0.1ポイント、こちらも2カ月ぶりのマイナスでした。

内閣府は、9月、10月については、企業の生産が比較的大きく上昇すると予想されており、景気の改善傾向は変わっていないとみられるとしています。

確かに、9月30日、公表された製造工業生産予測調査によれば、9月は前月比プラス5.2%、10月は同プラス2.5%と、9月、10月とも上昇を予測しています。しかし、8月の実現率は▲3.7%、9月の予測修正率は▲0.3%となっています。
こうした動きからすると、当面、景気動向指数(一致指数)は、上昇傾向が続くとしても、力強くは無いと推測します。

今後の推移を見守りたいと思います。

2013年10月7日月曜日

今週の主な予定

今週の主な予定は次の通りです。

7日(月曜)
国内:景気動向指数 8月 速報

8日(火曜)
国内:経常収支 8月
   景気ウォッチャー調査 9月
海外:独 経常収支 8月
   米 貿易収支 8月

9日(水曜)
国内:日銀 金融政策決定会合議事要旨(9月4-5日)
海外:独 鉱工業生産 8月
   米 FOMC議事録(9月17-18日)

10日(木曜)
国内:機械受注 8月
   第3次産業活動指数 8月
      消費動向調査 9月
海外:米 新規失業保険申請件数

11日(金曜)
国内:企業物価指数 9月
   マネーストック 9月
海外:米 生産者物価指数 9月
   米 小売売上高 9月
   米 ミシガン大消費者信頼感指数 10月 速報

2013年10月4日金曜日

米国の先週分(9月28日終了週)の新規失業保険週間申請件数

10月3日、公表された米国の先週分(9月28日終了週)の新規失業保険週間申請件数は30万8千件、前週比プラス1千件となりました。

トレンドを示す4週間移動平均は30万5千件、前週比マイナス3750件となりました。

今回の結果をみる限り、米国の雇用環境は、改善傾向にあると言えます。

ただ、米国の雇用環境を示す最も有力な資料である、米国政府の公表する毎月の雇用統計は、米国の政府機関の一部閉鎖の影響から、米国の労働省は公表を延期するとしています。

今後の推移を見守りたいと思います。

2013年10月3日木曜日

米国の9月のADP雇用報告

10月2日、公表された米国の9月のADP雇用報告によれば、民間部門雇用者数は前月比プラス16万6千人となりました。

事前の大方の市場予想を下回る水準でした。

ADP雇用報告は、米国政府の雇用統計の前に公表されるので、雇用統計をうらなうものとして市場が注目する指標と言えます。

本来、米国政府の雇用統計は10月4日に公表される予定ですが、米国の政府機関の一部が閉鎖され、公表は危ぶまれています。

米国の金融政策と米国の雇用環境は結びつけて考えられる傾向にあるところ、もしも、雇用環境を集計した政府統計が予定通り公表されないとすれば、 金融市場は不透明さを増す可能性が少なくないと推定します。

今後の推移を見守りたいと思います。

2013年10月2日水曜日

米国の上院は、暫定予算案を否決


10月1日、米国の上院は、暫定予算案を否決しました。懸念されていた米国の政府機関の一部閉鎖は現実のものとなりました。

格付け機関のフィッチ社の公表した見解によれば、今回の政府機関の一部閉鎖は、直接的には、米国債の格付けの引き下げ要因にはならない模様ですが、
米国政府の現金準備が枯渇する前に債務上限が引き上げられなかった場合、格下げの可能性があります。

仮に、米国債の格下げという事態になれば、世界の金融市場に悪影響を及ぼしかねません。

10月1日、公表された米国の9月のISM製造業景気指数は56.2、前月比プラス0.5ポイントとなりました。
最近では高い水準で、事前の大方の市場予想が前月比マイナスであったところ、予想外のプラスになりました。

米国の上院が暫定予算案を否決したというのは気の重いニュースですが、9月のISM製造業景気指数という好ましいニュースもある、
10月1日は、複雑な心境になる日だったとの印象です。

今後の推移を見守りたいと思います。

2013年10月1日火曜日

日本の8月の鉱工業生産指数

9月30日、公表された日本の8月の鉱工業生産指数(2010年=100、季節調整済、速報値)は97.2。前月比マイナス0.7%となりました。

前月比マイナスは2カ月ぶりでした。

市場では、今後、生産は堅調に推移すると見る向きが多いようです。

当面の推移としては、小職もそう思います。
確かに、今回、公表された生産予測調査によれば、9月は前月比プラス5.2%、10月は同プラス2.5%を予測しています。
しかし、8月の実現率はマイナス3.7%、9月の予測修正率はマイナス0.3%でした。
消費税引き上げによる駆け込み需要があるとしても、生産は低下局面に移行している可能性はゼロとはいえないとの印象です。

今後の推移を見守りたいと思います。