6月15日(現地時間)、公表された米国の6月のミシガン大消費者信頼感指数(速報)は74.1、前月比マイナス5.2ポイントとなりました。
事前の大方の市場予想を下回る弱い結果だったと言えます。
6月14日に公表された米国の先週分(6月9日終了週)の新規失業保険申請件数(4週間移動平均)は38万2千件、前週比プラス3500件と、こちらも先行きの雇用改善のペースの弱さを示唆したと言えます。
足元の米国の景気は弱く、先行きをどうみるかが問題と思います。
この点、昨日、少しだけ、大手町で開催していた景気討論会をのぞいたところ、総じて、米国景気の先行きを楽観しているようでしたが、あまり記憶に残るような説得力のある根拠はないように感じました。
では、お前はどう考えるのだと言われると、困ってしまうのですが。
ただ、最近、米国へ行った知人の話で、今回のミシガン大消費者信頼感指数とは矛盾するのですが、米国の都市部の景気は実感として良いように思ったというコメントを手がかりに考えてみたいと思います。